こんにちは、プル子です。
5月に久しぶりのハワイ旅行へ行ってきました✈️
今回の滞在先は、ワイキキのど真ん中にある『シェラトン・プリンセス・カイウラニ (Sheraton Princess Kaiulani)』
その名の通り、ハワイ王朝最後のプリンセス「カイウラニ王女」の名前がつけられたホテルです。
歴史あるホテルですが、私が泊まったのはリニューアル済みのお部屋で、とても快適に過ごせました✨
ちなみにこのホテル、今年で開業70周年を迎えるんだそう!
今回はそんな節目の年に宿泊できたご縁も感じつつ、これから滞在の様子を綴っていきます。
素晴らしいロケーションと景色のホテルですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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プリンセス・カイウラニってどんな人?
ちなみに、ホテル名の「プリンセス・カイウラニ」は、ハワイ王朝最後の王位継承者だった「ヴィクトリア・カイウラニ王女」にちなんで名づけられています👑
カイウラニ王女は、ハワイ王国時代にワイキキの地にあった「アイナハウ邸」という邸宅で暮らしていました。
その邸宅があった跡地に、このホテルが建てられているんです✨
つまり、ホテルは王女ゆかりの場所にあるというわけですね。

ロビーの入口にはハワイ王朝最後の希望とされたカイウラニ王女 – わずか23歳でその生涯を閉じた彼女の姿が、ここに静かに佇んでいます。
ハワイ王朝を残すためにご尽力された方なんですが、それが叶いませんでした。
カイウラニ王女はイギリスで教育を受け、英国の貴族や王族との交流もありました。
彼女はハワイ王国の独立を守るため、アメリカの政治家たちに働きかけるだけでなく、英国の支援も期待していました。
イギリス王室とのゆかりが深く、その文化や政治にも精通していたことが、彼女の活動の背景にありました。
ハワイ王朝最後の王位継承者として、王国の独立と復活を守るために努力した、物凄い行動力のある賢い人物でした。
高層階タワーのお部屋からの絶景 – アイナハウ・タワー
ホテルには3つの棟があって、私が泊まったのは一番背の高い29階建てのアイナハウ・タワー。
中央にプールに面したプリンセス・ウィング、そして街側に位置するカイウラニ・ウィングがあり、それぞれ違う滞在スタイルを選べるのが魅力です。

今回宿泊したのは、アイナハウ・タワーの高層階でベランダからは海と山が一望できて、ワイキキらしい風を感じられる大満足のステイでした。
ゆえに期間中は一度もエアコンを使うことはありませんでした。
お部屋はダイアモンドヘッド側(東側)とインターナショナルマーケットプレイス側(西側)がありますが、私は前者側のお部屋でした。
感動したのが広いラナイ(ベランダ)からの眺め!

正面にはパノラマのような海が広がり、左を向けばワイキキの街越しに山並みが見え、とても癒されます。
夜は丘にある住宅の夜景もきれいでした。

海と山、どちらも楽しめる贅沢なビューに、思わず何度も深呼吸してしまいました🌴
見てください、ラナイからこんな素敵な眺めなんです!

ちなみにこのホテルはダイアモンドヘッドが全てきれいに見える部屋はありません。
真正面にあるハイアットリージェンシーがあるため、ドーンとは見えませんが、角度によってはダイアモンドヘッドの山頂までは見えないものの、山の全体像がちらほらと楽しめました。

写真の左側に見える建設中のビルは、ハイアット・リージェンシーのツインタワーのすぐ真横、かつて “King’s Village” というレトロな商業施設があった場所で、現在は2026年夏ごろにオープン予定のヒルトン・グランド・バケーションズ『Ka Haku』が建設中です。
この新しいリゾートが完成すると、景色や人の流れも一気に変わりそうですね。
しかも、ツインタワーのちょうど間に建つような立地になるそうで、なんと“ワイキキの海を望める大浴場”もできるとか…!
お部屋の雰囲気 – シンプルながら居心地はグッド
アイナハウ・タワーの「改装済み オーシャンビュー 高層階」のお部屋は、明るく清潔感があり、ぬくもりを感じるインテリア。
シンプルなお部屋にハワイらしい壁紙。
ベッドは大きく、スプリングはアメリカらしく、非常に柔らかめでした。
一番良かったのはラナイがとても広く、景色が抜けているので、実際の平米数(約25㎡)よりも広く感じたこと。

バスルームにはバスタブはありますが、浸かれるほど深くはありませんので、基本はシャワーとなります。
シャワーヘッドの真ん中が取り外すことのできる不思議なものでしたが、水圧も良かったです。

洗面台の風景ですが、アメニティーはとても、必要最低限です。
毎日なぜか、ソープとボディーローションが補充されていました💦
シャンプー、トリートメント、ボディーシャンプーは浴槽側に備え付け。
アジアのホテルの素晴らしさに慣れてしまうと、私にとってこの様子は悲しいものがありますが、現在のハワイはもうどこもこんな感じで、どこもほぼ同じです。

希望すれば歯ブラシ、歯磨き粉、シャワーキャップなども用意してくれますので、ご安心ください。

コーヒーメーカーはドリップ式でハワイアンコーヒーが用意されています。
他にはお茶が3種類用意がされ、紙コップとスリーブ、お水2本が毎日補充されます。

プリンセス・ウィングのお部屋も見せていただきました
11階建てのこの棟は、カイウラニが愛したピーコック(くじゃく)の羽をモチーフにした壁紙が印象的で、全体的に落ち着きのある上品な雰囲気。

高層階のお部屋からは、モアナ・サーフライダー越しに青い海がのぞき、まるで時がゆっくり流れているかのような、クラシックで優雅な空気に包まれます。(このお部屋は8F)
アイナハウ・タワーと部屋の広さはほぼ同じですが、バスルームがプリンセスウィングの方が棚が多く使いやすそうに見えました。

エレベーターホールからは海と反対側の山が見え、その景色も素晴らしかったです。
この棟はランドリー施設や電子レンジのあるB1(地下1F)に直接行くことができ、その点が便利だと感じました。
一番ロビーに近いのもこの棟です。

便利な給水機
館内に1か所、便利な場所に給水機があり、マイボトルなどにいつでも無料で補充できます。
カイムキエリアから引いてる、美味しい水とのことです。
ハワイはどこでもこのような給水の施設があり、エコを感じさせる、大昔とは異なる点だと感じます。
ぜひマイボトルを日本からご持参されるか、ハワイで大人気のYETI(イエティ)を現地で購入され、楽しまれてはどうでしょうか?

中心部にありながらも比較的大きなプールと併設のスプラッシュバー
リゾート感満載のプールの近くには「スプラッシュバー」も併設されています。
プールは空いていることが比較的多かったです。
その理由はビーチもすぐですし、ワイキキでショッピングやその他のアクティビティに出かけられているのだと思います。
タオルのレンタルコーナーに日焼け止めの用意がありました。
また、一定のマリオットボンヴォイメンバー向けにトミーバハマのビーチチェアの貸し出しが同じ場所にあり、ワイキキビーチなどで使うことができます。
ジャグジーがあるともっと良いのですが、それはありません。
プール横のシャワーは、1本のほそーい水が出る程度なのでこれには参りました💦

スプラッシュバーでは、朝食の他に昼間や夜はバーでおつまみと一緒にドリンクを楽しむこともできます。
夜はバンドも入り、良い雰囲気でした。

ビーチ沿いのバーとは違ったアットホームな雰囲気で、くつろげる場所です。

朝食の様子
スプラッシュバーではマリオットボンヴォイのプラチナエリート会員以上で、コンチネンタルブレックファストの朝食無料特典があります(写真のような内容が提供)
物価の高いハワイでこれだけのものをカフェなどで食べるとお値段のご想像はつくと思うので、かなりお得に感じるものでした。

また、追加料金が発生しますが、その他のメニューのオーダーも可能です。

私たちは追加料金を支払って、このようなハワイらしい朝食をとる機会がありました。
ワッフルが美味しかったです。

レストランで食べずにテイクアウトすることも可能で、ラナイでこれを頂いたり、出先で食べたりできたのでとても便利で楽しい体験ができました。
テイクアウトのメニューは無料のイートインの時とは異なりますが、特にマフィンは大きく美味しいものでした。

こちらの写真はカピオラニ公園まで行って、素晴しい景色の中、楽しんできた時で最高に気持ちの良いものでした。
取っ手付きの紙袋に入れてくれるので持ち歩きも便利でした。
ホテルからホロホロと散歩すると10分くらいで到着しますよ!

アクティビティ
アクティビティはリゾートフィーに含まれていますので、無料で体験できます。
ハワイらしいアクティビティのメイキングレイ、乾燥させた現地の葉で作るラウハナメイキング、ウクレレレッスンなどもありました。

お向かいのオンザビーチにある同じグループのホテル、モアナサーフライダーのアクティビティにも参加が可能です。
波音をBGMにヨガや、“寝るだけ”の瞑想スタイル「ヨガ・ニードラ」を週に数回、体験できます。
私は「ヨガ・ニードラ」を初体験してきましたが、寝たまま深いリラクゼーションを得られる“究極の休息ヨガ”だそうで、心も体もゆる〜く解きほぐして、最高にヘルシーな1日の始まりにぴったりでした。
やさしいインストラクターさんのお声に真剣に寝てしまいそうになりました💦

先に記載しましたが、館内の歴史ツアーもあるので興味のある方は参加すると、より深くこのホテルの歴史を知ることが可能です。
予約は事前に全てネットで可能ですが、当日に開催があれば、飛び入り参加されている姿もありました。
セルフランドリー(洗濯機)と電子レンジ
プリンセスウィングの地下1階にランドリーの施設と電子レンジ(1台)がありました。
洗濯、乾燥は、それぞれ6ドルかかります。
クレジットカードで支払うマシンの方が多かったですが、25セントのクォーターコインでも対応していました。

洗濯用洗剤(detergent)や乾燥機用のシート(dryer sheet)の自動販売機も設置されていましたが、1つ3ドルと高め。
ジェルボールタイプの洗剤などを持参しておくと便利かもしれませんね。

こちらはランドリーの入口手前にある待合所といいいますか、ソファーの横にある黒いものが電子レンジです。
レトロな公衆電話に懐かしさが漂い、まじまじと眺めてしまいました!

立地の便利さも魅力!そして館内には落ち着く場所も沢山!
シェラトン・プリンセス・カイウラニはワイキキ中心にあるので、ビーチにもDFSにも、どこへ行くにも徒歩で楽々!
すぐ横にはインターナショナル・マーケットプレイスもあり、お買い物も食事も充実しています。
すぐ近くの裏手にも、以前、クヒオ通りにあったフードパントリーというスーパーマーケットがあった場所に2023年にオープンしたワイキキマーケットがあり、大変に便利です。
また、館内はくつろぎスペースが沢山!

ロビー周辺やその奥。それからスプラッシュバーの裏側。
2Fにつながるエレベーターがあるのですが、ここにもくつろぎスペースが沢山ありました。
パソコンを持って何か作業をされている方をよく見かけました。

気になる点も少しだけ…設備面での注意点
素敵なホテルではありますが、気になる点もいくつかありました。
まず私が感じたのは、エレベーターの台数がやや少なく感じたことです。
宿泊したアイナハウ・タワーは29階建ての高層タワーなのですが、エレベーターは全部で4基。
そのうち1基は滞在中ずっと故障中で、修理にも時間がかかっている様子でした。
「これもハワイらしさかな」と、どこか諦め気味な雰囲気にも納得…。
特に高層階に泊まっていて、朝早くツアーに出発するようなスケジュールの方は、エレベーター待ちに時間がかかる可能性もあるので要注意です。
また、ランドリールームでは洗濯機や乾燥機が故障していたり、ドアが外れている機械があったりと、ちょっと驚くような場面にも出会いました。
プール周りにあるシャワーが線でしか水が出ない代物だったので、思いっきりシャワーを浴びたり、マリングッツを洗うこともできずに、不便を感じました。
リニューアルされたお部屋自体はとても快適でしたが、こうした設備まわりのラフさも、このホテルの“味”なのかもしれません。
これはしょうがないことですが、アメリカの柔らかいベッドがとても苦手なのですが、できる限りの工夫をホテル側でしてくださって、感謝しています!
番外編 ホテルの横にマッサージ屋さんあり!
ホテルの正面玄関の横に「123 Body & Feet Relaxation」という、こんなマッサージ屋さんがあり、バンコクに住んでいる私はついつい、反応してしまいました!
お店の中を覗いてみるとタイで見るようなフットマッサージのエリアもあって嬉しさがこみ上げましたが、そこはハワイ!
お店はとても盛況でしたが、値段がタイの何倍もしましたので、やりませんでした。
ちなみにフットマッサージ60分で80ドルとありまたので、日本円で12,000円、タイバーツで2,600バーツ!
比べる対象ではありませんが、タイだと8回可能ですね…。
きっとここでマッサージをした場合もチップは20%上乗せするのがマナーだと思います…。

まとめ:レトロと快適さが絶妙にミックスされたホテル
今回の宿泊で改めて感じたのは、「歴史あるホテルだけど、今の快適さもしっかり備えている」という安心感でした。
昔は、日系の航空会社のクルーがよく利用していたという印象がありましたが、今回はユナイテッド航空のクルーに遭遇。
時代が変わっても、航空関係者に選ばれる理由がなんとなくわかる気がしました。
きらびやかな最新ホテルではありませんが、立地の良さとお部屋からの眺望は本当に素晴らしく、海と山の両方を望める贅沢な時間は、今でも心に残っています🌺
「またここに戻ってきたいな」と、自然にそう思えるホテルでした。
そして、カラカウア通り沿いのオン・ザ・ビーチ以外のホテルの中で一番、“リゾート感”を感じられるのは、このプリンセス・カイウラニではないかと私は思います。
近くにある、カラカウア沿いのマリオットホテルもありますが、個人的には断然、プリンセスカイウラニのほうがハワイらしさ”を感じられるホテルでした。
ご旅行の参考になればうれしいです!

写真は朝の静けさ、誰もいないスイミングプールの様子です。向かい側にあるホテルはモアナサーフライダーとアウトリガーです。


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