こんにちは、プル子です。
現在バンコクに住んでいる私ですが、せっかくこの地にいるからこそ、日本から行くよりも気軽にアクセスできる国々を、この機会に訪れてみたいという気持ちが高まっていました。
特に気になっていたのが、カンボジア・スリランカ・モルディブの3か国。
その中でも今回は、ずっと憧れていた世界三大遺跡のアンコールワットを訪れるため、初めてカンボジア・シェムリアップへの旅を計画しました。
初めて訪れる方にとって不安になりがちなのが、「空港から市内までの移動」ですよね。
私自身も不安だったので、今回はそのあたりの情報も含めて、旅全体の様子をできるだけ分かりやすくご紹介したいと思い、このブログを書いています。
そして今回この時期に訪れた理由のひとつが、アンコールワットでは春分と秋分にあたる3月21日と9月21日前後、朝日が寺院中央の塔とぴたりと重なり、まるで“ダイヤモンド富士”のような神秘的な光景が見られるということ!
この現象が見られる時期は、観光に最適なタイミングとされています。
それでは早速、旅の様子をご紹介していきますね。
空港の印象:清潔で落ち着いた雰囲気、新しい空港にびっくり
2025年3月、シェムリアップ・アンコール国際空港( SAI )に到着。
第一印象は、「あれ?すごく新しい!」という驚き。
実はこの空港、2023年に開港したばかりで、SAIは2023年10月に開港した新しい空港のコードで、以前のシェムリアップ国際空港(現在閉鎖)は REP でした。
旧市街地近くにあった旧空港から大きく場所を移し、現在はシェムリアップ中心部から約50km東に位置しています。
この空港は、中国の支援により建設されたもので、中国雲南省の国有企業グループが整備を担当したとのこと。
デザインや設備にはどことなく中国風の雰囲気も感じつつ、全体としてはとても清潔で落ち着いた空間で、旅のスタートにぴったりです。
前回、旅したベトナムのニチャンの空港に少し似ている感じを受けました。

入国審査の前にはアライバルビザの申請がありますが、手続きはスムーズで係員の方も親切。
(※ビザの詳細は次の項目でご紹介します)
荷物を受け取り出口に出ると、開放感のある構造で現地の空気がすぐに感じられます。
無駄に広すぎず、移動もしやすく、好印象。
なにより驚いたのは人がほとんどいなかったこと!

空港内には両替所やSIMカードのカウンターやATMも揃っていて、初めてでも迷うことはなさそうです。
カンボジアはUSドルが普通に使え、おつりはリエル(Riel)という現地通貨でもらうことが日常でした。
ベトナムと同じ感覚といえば、想像がつくと思います。

ちなみにトイレも物凄くきれいでした。

入国時のビザ申請:思ったよりスムーズ
カンボジアはビザが必要な国ですが、ありがたいことに到着時に空港で「アライバルビザ(Visa on Arrival)」の申請が可能です。
シェムリアップ空港に着いたら、入国審査の前に「Visa on Arrival」カウンターがあり、そこで申請をします。
手順はとてもシンプルで、パスポート・申請用紙・ビザ代金(30ドル)を提出するだけ。(AMEXを含むカード払いOK)
数分待つと、パスポートにビザが貼られて返却され、あとは通常の入国審査へ。
初めてでも戸惑うことなく進められて、10〜15分ほどで完了しました。
空港スタッフの方々も実に効率化された流れ作業になっており、スムーズでした。
ただ、グループツアーなどには適さない申請方法ですので、事前にオンラインでe-Visaを取得することも可能です。
情報は変わることもあるので、在カンボジア日本国大使館によるビザ情報もご確認ください。アライバルビザやe-Visaの注意点、手数料、申請方法などが詳しく解説されていて、特に「Cambodia e-Arrival」やe-Visaに関する注意喚起も掲載されており、信頼性の高い情報源です。
エアポートタクシー:明朗会計で安心
市内中心部までの移動は、空港を出てすぐ左手にある「TAXI SERVICE」の公式カウンターで手配するのが安心でおすすめです。

私が訪れた2025年3月時点では、市内ホテルまで一律35米ドルという明朗会計。(AMEXを含むカード払いOK)
ホテル名を伝えるとすぐに手配してくれ、支払いも事前にカウンターで完了するため、ぼったくりなどの心配もありません。
ホテルまではおよそ1時間の道のり。
案内された車は清潔なトヨタ・レクサスのSUVタイプで、見慣れないモデルだったのでカンボジア仕様かもしれません。
ちなみに、Grab(配車アプリ)もシェムリアップでは使用可能ですが、空港でのピックアップには制限がある場合もあるそうです。
初回の訪問では、この公式タクシーを利用するのが安心だと思います。

CARの35ドルを利用しました。Rielとあるのは現地通貨のリエルです。

同じカウンターにバスの案内もありました。

ドライバーさんは英語を話せて、観光地の話などもしてくれました。
道中は舗装もよく、果てしなく先の見えない道を走行!
特に不安を感じることなく約1時間ほどでホテルに到着。

ドライブ途中は左右を見ると荒野が続きます。
たくさんのオウギヤシ(パルメラヤシ、Borassus flabellifer L.)を眺めたり、放牧された牛もいて自然を感じながら爆走です!

お昼時だったので途中、屋台の様子を多く見れましたが、焼きものが多い印象で、ガイドさん曰く鶏肉の他、カエルのグリルもあるそうです。

帰国時の送迎:交渉成立でお得に
行きの車中でドライバーさんから「帰りは25ドルでどう?」と提案があり、良いお値段なので、LINEを交換してお願いすることに。
帰国日前日に英語で連絡を入れると、きちんと返信があり、指定した時間にぴったり到着してくれました。
アンコールワットのツアーに参加した際、別のご夫婦が40〜50ドルでタクシーを予約していると聞き、価格の差にびっくり!
ぜひ今回の情報を参考に、安心&適正価格で移動してくださいね。
最後に:初めてでも安心できる旅のスタート
海外の地方空港は不安に感じることもありますが、シェムリアップ・アンコール国際空港はとても清潔で落ち着いており、移動手段も明確。
「カンボジアが初めての方」や「女性の一人旅」でも、安心して旅を始められる空港だと感じました。
ちなみにバンコクからは飛行機でわずか1時間。
日本からの長距離移動とは違い、本当に週末旅行で気軽に訪れることができます。
バンコクは東南アジアのほぼ中心にあり、周辺の国々へのアクセスがとても良い立地だからです。
地理的にミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアに囲まれた中央に位置し、航空路線も充実しているため、ベトナム・シンガポール・インドネシア・フィリピンなどへも短時間で移動できます。
私のようにアンコールワットへの憧れを抱いている方にとって参考になるとよいです。
次は宿泊したホテルやアンコールワットの情報もアップしていきますので、どうぞお楽しみに!

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