こんにちは、プル子です。
私はかつて、毎年ハワイに行くほどの“ハワイ好き”でした。
若い時はそれが数回なんてことも。
オアフ島の空気、ワイキキの風、ローカルの人の笑顔……それらに触れるのが、自分にとって何よりの癒しでした。
そんな私が最後にハワイを訪れたのは2019年7月。
その後はコロナの影響で旅行は中断。
気づけば、6年という信じられない時間が経っていました。
2025年5月、ようやく帰ってきた、私の愛してやまない地、ハワイ。
最近はタイが多かったので懐かしの地を再び足を踏みしめて感じたのは、喜びと同時に、時代の変化でした。
今回は、私が6年ぶりのハワイで見つけた変化や発見を、項目別に分けて簡潔にまとめてみました。
今のハワイで私が感じた「進化」「変化」「驚き」をリアルにお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
あのキングス・ヴィレッジがヒルトンの新施設に
まず一番の驚きは、ワイキキの名所だった「キングス・ヴィレッジ」の跡地に現在は「ヒルトン・グランド・バケーションズ “カ・ハク・ヒルトンクラブ “)」の新しいタイムシェア施設の建設中となっており、その途中経過がこの目で見れたこと!
2026年夏頃にオープン予定で、ワイキキビーチを望む「大浴場」ができるとのこと!
建物の解体は2019年6月〜7月ごろに始まったとされていて、私が最後に行った2019年7月にはもう営業はとっくにしていませんでした。
可愛い中世風の建物にレストランやショップが並び、観光客の写真スポットにもなっていたあのエリア。
懐かしいですね!
建物はハイアットリージェンシーの間から海を臨めるような感じです。

ヒルトンが建設中の場所はハイアットリージェンシーの裏にある、Koa Ave。
ハイアットリージェンシーのツインタワーの中に建てているような位置関係なのです。
建設中の場所より先のKoa Aveは昔ながらのアパートがそのまま残っていましたので、これは変わらぬ風景で懐かしさはそのままでした。
若いころにこの便利な通りが気に入って、少し住んでいたことがあるので、全く変わらぬ景色がとても嬉しかったです。

サラトガ通りに静けさ|空き店舗が目立つエリアも
街の活気は戻りつつある一方で、以前のようなにぎわいを失っている場所もありました。
そのひとつがビーチウォークの1本先にあるサラトガ通り。
ラグジュアリーロウもあり、カラカウアの先のおしゃれスポットでしたが、この辺りが特に空き店舗がかなり増えて静かな印象です。
コロナ禍の長期化と物価上昇の影響を感じさせられました。
以前、ワイキキのカラカウア通りにあった大規模な「ナイキタウン」を覚えていますか?
1998年にオープンしましたが2009年に閉店し、その後は長い間空きテナントのままでした。
その跡地に、2024年10月「マリオット・バケーションクラブ・ワイキキ」がオープン。
全110室のスタジオや1ベッドルームにはキッチネットが付き、屋上プールやフィットネスジム、セールスギャラリーも備えたタイムシェア施設です。
ワイキキでは、ショッピング中に「説明会に参加しませんか?」と声をかけられることがありますが、参加特典が魅力的なこともあるので、時間に余裕があれば行ってみるのも良いかもしれません。
DFS Waikikiは縮小営業中|パスポートも不要に
この話はもう古いんでしょうけど、これまで旅の楽しみの一つだった、ワイキキにある「DFS Waikiki」のTギャラリアビル。
コロナ中はずっと閉業していましたが、2023年に再オープンしたようです。
2025年の現在、1階のみの縮小営業しています。
かつての華やかさを知っていると少し残念ですが、これはコロナ以降の対策の一環とのこと。
1Fだと風も通りますし、上の階のオープンはいまだ様子見で、お酒やブランド品の充実した上階フロアは完全に閉鎖されたままです。
時代の流れを感じますね。
大多数はコスメティックブランドとお菓子やコーヒーなどのお土産品で、コーナー以降の安全対策の一環として、通常の高級セレクトショップのような作りになっているのが実想です。
以前は上階にはブランド品や酒セクションが並び、免税カードやパスポートを用意して実感する“国際効率”には特別感がありました。
免税カードが存在していた時代、うーん、懐かしいですね。

そして、ここが重要な点なのですが、もはや免税店で買う必要はなくなってきていると私は実感しています。
特にコスメティック商品は、日本の出発空港で買うのが一番安いですし、当日の免税定価やキャンペーンも多く、情報も日本語で手に入り、なんといっても方便。
もはや「ハワイの免税店で買うのが一番安い」という時代は円安の今、終わっています。
今も続くマスク文化|安心して過ごせる雰囲気
一方で、今も人種や職業、観光客や現地の方を問わずマスクをしている人が一定数いることに驚きました。
メイン通りのカラカウア通りを歩いていても同様なので、湿気の少ないハワイだと、苦しさは私の住んでいるバンコクより格段に少ないと感じると思います。
ホノルル空港やホテルのロビー、レストランやショップのスタッフさんなど、日本人も気兼ねなくマスクを着用できる空気が残っていて、感染対策を大事にしている方には嬉しいポイントだと思います。

写真はホノルル空港のANAのチェックインカウンター。
物価は感覚的に「3倍」!チップ文化も変化
正直、今回の旅で一番驚いたのは「物価の高さ」でした。
昔からハワイに行っている私としては、あちこちの価格が昔の感覚より3倍くらいに感じられるほど。
円安に加えて、アメリカ全体の物価上昇も影響していて、ランチ1回でひとり5,000円相当なんてことも珍しくありませんでした。
さらに驚いたのがチップ文化。
最近はレシートに18%から提示され、20%、22%と2%刻みで表示されるのが一般的に(ニューヨークでは25%なんてこともありましたが)。
昔よりも高めのチップを支払うことが、もはや“マナー”として定着しつつあるような印象を受けました。

このランチはレストランで20%のチップを含めて合計82.31ドル、日本円で12,000円でした。
2名でそれぞれメインを決めて1杯ずつのドリンクをオーダーした時のものです。

💱 1ドルの推移:前回の2019年7月=108円 → 2025年5月=145円
ホテルのサービスも「セルフ化」が進行中|アメニティも超最小限
ホテルのサービスにもコロナ後の変化が見られました。
以前は、チェックイン時にポーターが荷物を運んでくれるのが当たり前でしたが、今では超高級ホテルを除き、自分で荷物を運ぶスタイルが主流になっています。
もちろんお願いすればどこも可能ですけど、まず人があまりいません!
友人曰く、チップの心配もしなくていいので、その方が気楽でいいなんて意見もありました。
入口で「Welcome!」と迎えてくれるスタッフの姿も少なく、どこか「合理化された現代のサービス」を感じました。
私は現在、タイのバンコクに住んでいて、タイのリゾートや近隣の東南アジアに旅行したそのホテルと比較すると悲しいくらいサービスは異なります。
ウエルカムドリンクやアメニティの充実、タイのおもてなしに慣れてしまうと、もうハワイのサービスは悲しいほど異なります。
アメニティはリクエストすれば用意してもらえますが、最初から積極的に置いていないスタイルのホテルが多いように感じました。
必要なものがあれば、遠慮せずにハウスキーピングに尋ねると良いと思います。
ちなみに、あるホテルに宿泊した際は、洗面所に置かれていたアメニティはボディーローションとソープのみでした。
ファイブスターホテルでしたが、他に宿泊した2軒のホテルでも、ほぼ同じ内容でした。

街中で感じた治安の変化|ホームレスの増加も
ワイキキのビーチ沿いや公園、歩道などを歩いていて気になったのは、ホームレスの方を2019年よりも更に多く見かけたことです。
公園では寝泊まりしているテントや荷物が目立ち、観光地のイメージとは少し違う現実も垣間見えました。
夜や早朝の外出は念のため注意したほうがよいです。

ホテルの給水設備が便利に進化|YETIのボトルが大人気|水の値段
便利だと感じたのが、ホテルや観光施設に給水ステーションが増えていたこと。
ハワイは水質はとても良いのですが、飲み水の確保は大事なので、これは本当にありがたい進化です。

みなさんマイボトルを持ち歩いていて、特に目についたのが「YETI(イエティ)」のドリンクボトル。
性能も見た目も良く、ローカルにも観光客にも大人気のようです。

しかし、私の場合はYETIが性能が良いゆえに重いため、興味がなく、買いませんでした。
日本から持って行ったタイガーのマグの方が軽く、洗いやすいので便利に感じます。
でも素敵な米国の方がYETIのマグを取っ手をぶら下げながら、これ単独で颯爽と持ち歩く姿は絵になり素敵だと思いました!
ABCストアで一番安い水は写真のクリスタルカイザーの500mlで1.69ドル、日本円で250円程度。
スーパーに行けばもっと安く買えるので工夫すると良いです。

もう昔のようにミネフネウォーターが99セントの100円で買えた時代は終わりですね、って何十年前の話をしているのでしょうかね。
でもそう遠くない昔でも水は1ドルで買えましたよね。
ESTAの料金改定とCBP MPCアプリで変わるアメリカ入国手続きの最新事情
2025年時点で知っておきたい、実際に使ってみて感じたCBP MPC(Mobile Passport Control)アプリの使い勝手やメリット、ESTAの最新料金情報をまとめてみました。
CBP MPCアプリとは?いつから始まった?
- CBP MPC(Mobile Passport Control)は、アメリカ税関・国境取締局(CBP)が2014年8月に開始した公式スマホアプリです。
- このアプリは、事前申告により紙の記入が不要となり、専用レーンの利用で入国手続きがスムーズになるため、特に混雑時や家族連れの旅行者にとって大変便利です。出発前に日本で行っておくのが良いです。
ESTAの料金は?今後どうなる?
- 公式サイトから申請で現在は21ドル。
- 通常は即時に承認されるケースが多いですが、審査が必要な場合は最大で72時間かかることがあります。私の場合は24時間以内にメールで申請の許可がされた通知をもらいました。
- 既にESTAを取得している場合は有効期限内までは追加申請不要。
- ESTA(電子渡航認証システム)の有効期限はESTAの認証日から2年。つまり、パスポートの有効期限が2年未満の場合、その日をもってESTAも無効となります。また、パスポートを新たに取得した場合は、再度ESTAの申請が必要です。
2022年5月26日より、従来の14ドルから21ドルに申請手数料が引き上げられました。
さらに、2025年にはESTA手数料が約40ドルに引き上げられる可能性が報じられており、今後の動向に注意が必要です。
ESTAのきっかけは2001年のアメリカ同時多発テロ事件(9.11事件)です。
導入時は無料でしたが、その後は4ドルとなり、何年もこの値段だったのをよく覚えていますが、値段がどんどんと上がりましたよね。
まとめ:最後に変わったところ、変わらない魅力
以上、さまざまな話題に触れたかともいますが、いかがでしたでしょうか?
6年ぶりのハワイは、思っていた以上に変わっていて、戸惑いも驚きもありました。
正直なところ、もうハワイは簡単に気軽に行ける場所ではなくなってしまったと感じました。
これ以上安くなることはもうないでしょうし、円安の今、それに慣れるしかないのだと思います。
けれど、その変化の中にも、青い海や優しい風、アロハの心はちゃんと残っていました。
ワイキキもまた進化の途中。
新しく生まれるスポット、静かになった通り、それぞれの「今」を感じることで、旅の奥行きがさらに広がった気もします。
そんな現実も含めて、でもやっぱりハワイは最高の場所です。
またお金を貯めて来年も行ってみたいです。
皆様のハワイ旅行も有意義で素晴らしいものとなりますように!!

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