こんにちは、プル子です!
私はバンコクでホテルを選ぶとき、立地やお部屋の広さだけでなく、「そのホテルにしかない物語」があるところに惹かれます。
今回宿泊したのは、バンコクのワイヤレス・ロードにある「アテネホテル(The Athenee Hotel, a Luxury Collection Hotel, Bangkok)」です。
実はこのホテル、ラーマ5世ことチュラロンコン王の娘、ワラヤー・アロンコーン王女が暮らしていたカンダヴァス宮殿の跡地に建っています。
王女の時代のタイ・コロニアル様式や、宮殿に由来するモチーフがホテルのデザインに取り入れられているのも特徴です。
実際に宿泊してみると、単なる都会の高級ホテルというだけではなく、タイの歴史や文化に触れながら滞在できるホテルだと感じました。
ワイヤレス・ロードは大使館が集まる落ち着いたエリアでありながら、ショッピングや食事にも本当に便利な立地です。
それでは、客室やプール、クラブラウンジなど、実際に宿泊して感じた魅力を詳しくご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
アクセス
ホテルはBTSプルンチット駅から徒歩数分。
スカイウォークを利用すれば、セントラル・エンバシーなどのショッピングモールにもアクセスしやすく、買い物やバンコク市内の観光にも便利な立地です。
チェックイン
ロビーは豪華でありながら、落ち着いた上品な雰囲気。
思わず息をのむほど美しく、普通に撮影しただけなのに、まるでAIで作った画像のように見えませんか?

チェックインカウンターもタイらしい装飾が施され、美しい空間です。
コンシェルジュも常駐しており、困ったことがあれば、一人ひとりに寄り添いながらきめ細やかに対応してくださいます。
コンシェルジュのスタッフは実際に男性の割合が多いそうですが、皆さん物腰が柔らかく、穏やかで丁寧な接客が印象的。
こうした細やかな心配りにも、タイならではのおもてなしを感じます。

マリオット・ボンヴォイのプラチナエリート以上の会員は、1階のフロントではなく、26階のクラブラウンジでチェックインができます。
こちらが実際のチェックインカウンター。
ゆったりと椅子に腰掛けながら手続きができるので、到着早々、落ち着いた気分でホテルステイをスタートできます。

チェックインカウンターのすぐ隣にはクラブラウンジが併設されており、飲み物をいただきながら、旅の疲れを癒すことができます。
クラシックな調度品や家具が並ぶ空間は、本当に素敵。落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。

ラウンジからのビューは最高です。

下をのぞくとホテルのプールも良く見えました。
プール斜め上の庭と茶色の屋根のあたりはベトナム大使館。

到着した時間によっては、その時の対応で臨機応変に朝食やアフタヌーンティーのお誘いもあるようでした。
旅行では、ホテルに到着した瞬間から気持ちよく過ごせるかどうかも、意外と大事ですよね。
今回のアテネホテルは、そんな最初の瞬間からとても好印象でした。
そして、ラウンジで一番印象的だったのは行くとわかると思いますが、名物の男性マネージャーでした。
お部屋 |居心地は?
アテネホテルで私が好きだったのが、客室館内の廊下に、ふわっと感じるジャスミンの香り!
タイらしい花の香りと所々に置かれた美しいタイのレトロな調度品がホテルの廊下の空間に溶け込んでいて、ただ歩いているだけでも「ここはタイなんだな」と感じさせてくれました。

今回は2つのカテゴリーを経験することができましたので、書いていこうと思います。
アテネゲストルーム
今回、予約したのは、ホテルの中では一番お手頃なカテゴリーのツインルーム(38㎡)。

ウエルカムのスィーツはタイの伝統的なカゴに入っていて、色のセンスがとても素敵でした。

窓の外を見てびっくり。
予めビューが抜けているほうのお部屋を希望してましたが、どちら側に宿泊してもそれは可能だと感じましたが、嬉しいことにラウンジのビューと同じ、アメリカ大使館の広大な庭園が見えるお部屋でした。
高層ビルが立ち並ぶバンコクの中心部なのに、真下には驚くほど緑豊かな空間。
この周辺は各国の大使館が集まるエリアなので、ホテルの窓から眺める景色も、バンコクの一般的なホテルとは少し違います。
「こんな景色が見えるなら、スタンダードのお部屋でも十分素敵!」と思ったほどです。

ネスプレッソとオーガニックのタイ産の紅茶やウーロン茶の用意がありました。

洗面台を挟むように配置された、大きなバスタブと独立したシャワールーム。

バスアメニティはBYREDOの「LE CHEMIN」。
ラグジュアリーコレクションの公式オンラインショップでも販売されている、ホテルステイの余韻を楽しめるアイテムです。

アテネプレステージゲストルーム
いろんな事情が重なり、幸運にもコーナールーム(46㎡)へ移動することができました。
コーナールームを予め予約される際にツインのお部屋を希望する場合はその母数は少ないそうで、リクエストは早めが良いとのことでした。
こちらのお部屋も、とても印象的だったので、写真とともにご紹介します。

最初の部屋よりも広さがあるので、ソファーも完備。

部屋から見える景色はまるでニューヨークのようでした。

こちらのお部屋も先ほどのお部屋と同様にシャワールームとバスタタブがそれぞれ独立した造りになっています。

こちらの客室には、バスタブに浸かりながらゆっくりくつろげる、ステンレス製のバスタブラックも備えられていました。

カーテンやクッションに施されたタイらしい柄も印象的。
色の組み合わせや絶妙な色合いが本当に素敵で、思わず見入ってしまうほどでした。

プール | プルメリアが咲き乱れるくつろぎタイム
プール好きの私ですが、こちらのプールはなかなか良かったです!
4階のスカイガーデンにあり、周囲には南国の植物がたくさん。
訪れたときには、プルメリアがたくさん咲いていました。
大好きなプルメリアに囲まれて過ごせるなんて、私にはたまらなく嬉しい空間です!

バンコクの中心部にいることを忘れてしまうような、緑に囲まれた静かな空間。
公式にも、プールは屋上庭園の中にあるラグーンスタイルのプールとして紹介されています。
子ども用の浅いエリアも端にありますが、完全に別の場所というわけではなく、基本的には同じプールエリアの中。
ホテルのプールというより、都会の中に作られた小さな南国の庭園、といった雰囲気です。

奥のカバナは無料。
ハワイやアメリカのようにカバナが有料ということはタイにはありませんので、安心してお使いください!

プールは夜遅くまでオープンしており、真剣なスイマーが泳いでいました。
同じフロアにサウナもあり、行き来するのも楽しいかもしれません。(ジャグジーやバスタブはありません)
プールのそばで出会った、王女の存在
そして、このプールエリアで印象に残ったのが、ラーマ5世の娘、バラヤ・アロンコーン王女にまつわるもの。
ホテルの敷地そのものが、かつて王女が暮らしたカンダヴァス宮殿の跡地で、プールの奥の方を歩いていくと遊歩道のようになっていて、バンコクの都会のビル群も眺めることができます。

しばらく歩くと王妃の銅像に出会えます。
王女は1884年生まれで、教育や文化、花、インテリアなどにも関心を持っていた人物。
ホテルでは現在も、その歴史を大切にしています。
私がプールの近くで見かけたのは、王女の像の前でホテルの方が祈りを捧げている姿でした。
それがとても印象的で、「ここは、ただ昔の宮殿跡を利用したホテルではないんだな」
と感じた瞬間でした。
ホテルでは実際に、バラヤ・アロンコーン王女を偲ぶ式典も行われているそうです。
こうした日常の中に、王室の歴史が自然に残っているところも、アテネホテルの魅力だと思います。

このエリアも沢山の色のプルメリアが咲き乱れ、とても良い香りがしていました。

クラブラウンジで過ごす時間
ラウンジアクセス付きの宿泊プランや、マリオット・ボンヴォイのプラチナエリート以上の会員は、クラブラウンジを利用できます。
コーヒーや紅茶をいただきながらゆっくり過ごしたり、軽食やドリンクを楽しんだり。日中にはアフタヌーンティー、夕方にはカクテルタイムも用意されています。
観光で一日中出歩くバンコク旅行とはひと味違い、ホテルそのものを楽しむ時間を作りたくなるラウンジでした。
友人によると、数年前のアテネホテルのアフタヌーンティーは、素晴らしいクオリティーだったそうです。
時代の流れとともに内容にも変化があったのかもしれませんが、今回も少しずついただきながら、ラウンジで過ごす時間を楽しめたのは嬉しかったです。

アフタヌーンティーでは、スコーンやプチケーキを紅茶とともにいただきます。
ただ、正直な感想をお伝えすると、こちらのラウンジでいただく紅茶やほかのドリンクは、少し薄く感じました。
ドリンクの味わいについては、もう少し濃さがあると嬉しいな、というのが率直な感想です。

夜のカクテルタイムには、タイ料理も提供されていました。
こちらは、タイ北部の名物麺料理「カオソーイ」で、ココナッツミルクを使ったカレースープに麺を合わせ、揚げ麺をトッピングするのが特徴。

ホテルのアクティビティが面白い
今回、私がぜひ体験してみたかったのが、ホテルで行われているタイ文化のアクティビティ。
アテネホテルでは、全宿泊者向けにタイの職や花の文化体験「Destination Discoveries」が用意されています。
現在も、王女が暮らしたカンダヴァス宮殿の歴史を紹介する「A Voyage to Our Royal Roots」もあります。
蓮の花を食べる?「MIENG DOK BUA」
中でも面白かったのが、蓮の花を使ったタイの伝統的な食文化。
蓮の花びらにタイのハーブや具材をのせていただきます。
ホテルではこれを「MIENG DOK BUA」というロイヤル・ロータス・ハーブ・スナックとして紹介しています。

蓮の花を器のようにして、いろいろな味を組み合わせて食べるのですが、
「蓮の花って、こうやって食べるんだ!」と、とても新鮮でした。
エディブルフラワーとして育てられたものだと信じています。

タイの食文化を、ただ食べるだけではなく、その背景にある王室文化や伝統まで含めて体験できるところが面白いところです。
ロビー横のオールデーダイニング前のバーエリアでレストランの方がアテンドしてレクチャーしてくださいました。
蓮の花を折って、花を作るアート
もうひとつ参加して印象に残ったのが、蓮の花を折って作るフラワーアート。
蓮の花びらを丁寧に折りたたんでいくと、まるでカーネーションのような形になっていきます。
これをホテルのコンシェルジュの男性がプールサイドにあるカフェで教えてくださいました。
天井にひさしがありますので、天気が良い日は気持ちの良い、楽しい体験になると思います。

左からピオニー(シャクヤク)、丸いのはカーネーション、隣がバラに見立て、蓮の葉で作るというイベントです。

ただホテルに泊まるだけなら、こんな体験はしなかったと思います。
でも、こうしてホテルのスタッフの方から直接教えていただくと、
「タイのホテルに泊まった」というだけではなく、
「タイの文化を少し教えてもらった」という思い出になります。
アテネホテルでは、蓮を折る文化もタイの伝統的なフローラルアートとして紹介されています。
ホテルの説明によると、蓮の折り方には仏教儀礼と結びついた長い歴史があります。
こういう体験、私はかなり好きです。
朝食|クラブラウンジ?それともレインツリーカフェ?
友人から「昔のアテネホテルのクラブフロアは、朝食を含めてとても素晴らしかった」と聞いていました。
実際に今回、クラブラウンジと1階のレインツリーカフェの両方で朝食をいただいてみましたが、私はどちらも十分満足。
レインツリーカフェは料理の種類が豊富で、ライブキッチンもあり、広々した会場で、朝食そのものをしっかり楽しみたいならこちらがおすすめです。
ただ、レインツリーカフェは人気があるので人も多いです。
時間帯によっては料理が少し時間が経っていることもありました。

フルーツも豊富で朝からマンゴーも永遠に頂けるほどの充実でした。
ロビー階にあるのでそこからの外の眺めが見えます。

一方、クラブラウンジは落ち着いた雰囲気で、高層階からの景色を眺めながらゆっくり朝食を楽しめます。

きめ細やかにリクエストを聞いてくださいます。

宝石のように美しかったパンたち!

高層階からの眺めが気持ちが良いです。

私は、料理の充実度ならレインツリーカフェ、ゆっくり過ごす心地よさならクラブラウンジという印象でした。
クラブアクセス付きの場合は両方を覗くことができましたので、その日の気分に合わせて使い分けるのが、アテネホテルの朝食を楽しむコツかもしれません。
ハワイのあのホテルを思い出した
そして、今回アテネホテルに泊まっていて、ふと思い出したホテルがあります。
ハワイのシェラトン・プリンセス・カイウラニ。
こちらも、かつて王女が暮らした場所に建つホテルとして知られています。
もちろん、バンコクとハワイでは歴史も文化もまったく違います。
でも、「かつて王女が過ごした場所に、今はホテルが建っている」
というところに、私は少し似た空気を感じました。
普通なら、昔の王族が暮らしていた場所は、遠い歴史の中のもの。
けれどホテルになると、私たち旅行者が実際にその場所に泊まり、庭を眺め、花を見て、香りを感じ、食事をすることができます。
そう考えると、ホテルって面白いですよね。
歴史を「見に行く」のではなく、
歴史のあった場所で、実際に一晩を過ごす。
今回のアテネホテルは、そんなホテルステイでした。
バンコクで、ただ便利なホテルに泊まるのではなく、
タイの歴史や王室文化、花や香りまで感じられるホテルに泊まってみたい。
そんな方には、きっと印象に残る滞在になると思います。
アテネホテルに泊まって思ったこと
アテネホテルは、バンコクの中でも大使館が集まる落ち着いたエリアにあります。
そして何より、
ラーマ5世の娘、バラヤ・アロンコーン王女が暮らした宮殿跡
という、他のホテルにはない歴史があります。
館内のデザイン、花、香り、食文化、そしてスタッフの方が大切にしている王女の記憶。
そうしたものが、ホテルのあちこちに自然に残っています。
今回、スタンダードカテゴリーのお部屋からコーナールームまで体験できたことも楽しかったですし、
大使館の緑を眺めるお部屋、
ジャスミンの香る廊下、
プルメリアが咲くプール、
王女ゆかりの場所、
そして蓮の花を使ったタイ料理やフラワーアート。
ホテルのロゴの歴史。
ユニークなアテネホテルのロゴに疑問を感じ質問した際にロゴに込められた意味がありました。
デザインのモチーフは、タイの伝統的な花飾りの房と、ピクンという花。
そして、かぎ針編みの技法を取り入れているそうです。
かつて王女が暮らした宮殿の跡地に建つアテネホテル。
ロゴにまで歴史や文化が込められていることを知ると、ホテルの滞在がまた違った意味を持って感じられます。
ひとつひとつは小さな出来事なのですが、それらが全部つながって、
「アテネホテルらしい滞在」
になったように感じました。

まとめ
アテネホテルは、バンコクの中でも格式とタイらしさを感じられるラグジュアリーホテルです。
歴史ある旧宮殿跡地に建ち、タイの伝統とエレガントな雰囲気が融合した空間が魅力。
大使館が集まる落ち着いたエリアにありながら、ショッピングや観光にも便利な立地です。
クラブラウンジでゆったり過ごしたり、南国の植物に囲まれたプールでくつろいだりと、街歩きだけでなく、ホテルそのものを楽しむ滞在にもぴったり。
利便性と上質なくつろぎを兼ね備えた、バンコクでのホテルステイにおすすめしたい一軒です。
アテネホテルは、館内に複数のレストランがあり、食事の選択肢が豊富なのも魅力です。
ホテル内でゆっくり過ごすのはもちろん、周辺にはローカルな飲食店もあり、タイらしい食事を楽しむこともできます。
ショッピングや観光の拠点としても便利な立地で、ホテルステイと街歩きの両方を楽しみたい方におすすめです。


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